山形市で公開しているハザードマップ
山形市で公開しているハザードマップは、以下のとおりです。
・洪水ハザードマップ
・山形市内水浸水想定区域図
・ため池災害避難地図(ため池ハザードマップ)
・土砂災害ハザードマップ
・揺れやすさマップ(地震ハザードマップ)
山形市は、山形県の内陸部に位置しており、市の東側は奥羽山脈を挟んで宮城県と隣接しています。山形市は山形盆地の南部部分の1/3を占め、盆地の東南部に位置する扇状地の上に市街地があります。
盆地に位置する山形市は夏と冬の気温差が激しく、夏は35度を超える猛暑日となることがある一方、冬は雪が多い地域です。
参考元:山形市洪水ハザードマップ参考元:山形市内水浸水想定区域図参考元:ため池災害避難地図(ため池ハザードマップ)参考元:土砂災害ハザードマップ参考元:揺れやすさマップ(地震ハザードマップ)
山形市で水害が起きる可能性が高いエリアは?
山形市内には最上川水系の河川が流れています。西部には須川、東部には馬見ヶ崎川が流れます。山形市内で水害が起きる可能性が高いエリアはおおむね市の北部地域と須川沿いの地域です。
山形市内には馬見ヶ崎川の扇状地が広がり、川から取水した水路が張り巡らされています。市内に流れる水路は人工的に開削したものなので、ハザードの心配はほとんどありません。
なお、市内は比較的平坦な地形であるものの、立地によっては内水氾濫のリスクもあります。市街地に建てる場合には内水浸水想定区域図を確認すると良いでしょう。
参考元:山形市洪水ハザードマップ参考元:山形市内水浸水想定区域図
山形市で地盤が強い土地、地盤が弱い土地は?
山形市で地盤が強い土地や弱い土地については、山形市が公表している「揺れやすさマップ」を見て検証していきます。
山形市の西部には、山形盆地断層帯があります。断層とは、地下の岩盤が周囲から押されることで生じる「ズレ」で急速に動くことで地震が発生します。揺れやすさマップを見ると、この断層帯に沿って地震による影響が大きい地域が続いています。
実際、山形の市街地はおおむね揺れが大きい地域に指定されているので、注文住宅建築時には耐震対策をする必要があるでしょう。
参考元:揺れやすさマップ(地震ハザードマップ)
注文住宅を建てるべき安全なエリアは?
山形市内で注文住宅を建てるべき安全なエリアとしておすすめなのは、山形駅を中心とした市街地エリアや蔵王などの高台エリアです。
扇状地に立地する山形の市街地は、比較的平坦な地域が多く、住宅を建てやすいエリアとなります。
>>山形市の建築費用の相場と坪単価まとめ!自分の年収で実現する家づくりとは?
家づくりでできる水害対策
一般的に水害と言えば、川の越水による外水氾濫を思い浮かべますが、大雨による一時的な水たまりとなる内水氾濫もあります。山形市内は外水氾濫の心配はないものの、一部地域では内水氾濫のリスクがあります。
また、ハザードに指定されていなくても水害が絶対に起きないとは言い切れません。つまり、注文住宅建築時には水害対策を施すことが必要です。
①地盤を周囲より高くする
一つ目は、地盤を周囲より高くすることです。
敷地内を盛土することで浸水被害を防げます。周囲より少しでも高ければ、効果があります。
②防水壁を設ける
二つ目は、防水壁を設けることです。
敷地境界に敷地内への水の侵入を防ぐ壁を造る方法となります。濁流や漂流物などの敷地内への侵入を防ぐことで建物自体を守れます。
③外壁の防水性を高める
三つ目は、外壁の防水性を高めることです。建物の1階部分をRC外壁にするなど、防水性を高めることで水害リスクを防げます。
なお、これらの方法以外にも、キッチンやトイレなどを2階部分に設置して、仮に1階が浸水しても2階だけで生活できるようにしておく方法や、コンセントを通常よりも高い位置に設置しておく、1階と2階の分電盤を分けるなどの水害対策もあります。
家づくりでできる地震対策
続いて、家づくりでできる地震対策です。地震に強い家づくりをするには、どのような工夫があるのでしょうか?
①耐震等級の高い家をつくる
まずは、耐震等級が高い家づくりをすることです。
国の定める耐震等級は1〜3で設定されますが、一般的には耐震等級は「1」となります。耐震等級の高い家とは、耐震等級の「2」もしくは「3」を取得できる住宅です。
建物の耐震性を高めるには、重力と水平力に耐える構造にします。つまり、地震が起きても建物がバランスよく揺れ、適度にエネルギーを逃がせる構造と言い換えられます。
また、建物の重心をなるべく下に持っていくことで上層部が大きく揺れることを防ぎ、建物自体の変形を防ぐことも必要です。
さらに、耐力壁の量が正確であることや柱や土台にしっかりと留められていることも重要となります。
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②地盤改良を行う
次に、地盤が弱い地域であれば地盤改良を行います。過去の地歴が、畑や田んぼなどの住宅地ではなかった土地は地盤が弱い可能性があります。地歴で不安要素があれば、地盤調査を行いましょう。
なお、地盤改良には表層改良や柱状改良などの方法があります。
山形市で注文住宅を建てるなら、株式会社建装へ
建装は創業43年、山形市の地域特性や気候を知り尽くしている地域密着型の工務店としてお客様の家づくりをサポートしてきました。山形の内陸特有の気候、とくに厳しい夏の暑さや冬の寒さに対応する性能を兼ね備えた家づくりを実現するため、建装では、高断熱・高気密、耐震等級3、オール電化使用などが標準装備となっています。
建装では、個別相談会や完成見学会、その他セミナーなども随時行っていますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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