自然素材を使う理由
私たちは、家づくりをするにあたって、できるだけ自然の素材を多く使う家づくりをしています。では、どうしてそのような自然素材を使うのでしょうか?
見た目?高級感?もちろんそれもありますが、1番大切なことは自然の素材を使うことによって、私たちの生活空間にさまざまなメリットがあるからなのです。
見た目?高級感?もちろんそれもありますが、1番大切なことは自然の素材を使うことによって、私たちの生活空間にさまざまなメリットがあるからなのです。
そもそも昔は、自然の素材を中心に家づくりをしていましたが、時代が変わるにつれ、材料の量産化・コスト削減などを理由にいろいろな新建材が開発されてきました。
確かにそれらの材料は狂いも少なく、値段も安い、量産化できると、現代の材料にはピッタリかと思われましたが、それらの材料をつくるにはどうしても化学物質などを使わなければならないのです。
その結果、目には見えませんが材料から放出されるさまざまな化学物質によって、私たちの体にいろいろな健康被害を与えることになってしまったのです。
新しい家に入ったとたん、なんだか体の調子が悪い・頭痛・めまい・吐き気など原因不明の症状が出るようになったなど健康被害を訴える方が増えてきたのです。
シックハウス症候群などがその例です。
これらのすべての材料が悪いとは言いません。
これらのすべての材料が悪いとは言いません。
化学物質をできるだけ含まないように改良されてきている材料も多くなっています。
できるだけそのような材料を使えば、だいぶ問題も解消できるかもしれません。
しかし、どう転んでもこれらの材料が私たちの体や生活空間に良い効果を与えてくれるということはないのです。
自然の素材は私たちの体や生活空間にさまざまな良い影響を与えてくれます。
新しい家で、家族が健康で幸せな生活をするには、まず住み良い環境をつくることが大事だと思います。
自然素材のメリットとは?
調湿効果
私たちが幼いころから親しみのある木。なぜ私たちは自然の木を使うのでしょうか?
それは自然が私たちに与えてくれるさまざま効果があるからなのです。
自然の木材は湿気の多いときは水分を吸収し、逆に湿気の少ないときは水分を放出します。それが木が狂うという現象で、木の欠点だと言われる事がありますが、それによって調湿効果を発揮しているのです。
それは自然のエアコンみたいなものです。アレルギーなどの病気の原因となるガビ類・ダニ類は、適当な湿度、温度の時に繁殖します。
このため、室内を衛生的に保つには、カビやダニが好む湿度・温度環境を作らない事が重要です。自然の木は、この調湿効果によって殺菌類の繁殖を抑制しているのです。
癒しの効果
自然の木材には、森林浴効果の主な成分である「フィトンチッド」という成分が含まれていて、人の生理面や心理面に良い影響を与えます。
森の中で深呼吸をすると、なんだか「ほっ」とするのはその効果があるからです。
そのため、木材を多く使用した空間は情緒を安定させ、人々に安らぎを与える癒しの空間を作る事ができるのです。
断熱性
木材は無数の細かい細胞からなり、そのひとつひとつに熱を伝えにくい空気を含んでいるため、鉄やコンクリートに比べ断熱性にすぐれています。
そのため自然の木材を床に貼ると、一般のフローリングに比べ、とても暖かく感じられます。
まとめ
いかがでしょうか。このように、無垢床だけでもたくさんのメリットがあり、私たちの健康を考えると、できるだけ取り入れることが必要だと思っています。
特に高気密・高断熱の家に住む場合は、その性能をより生かすためにも、できるだけ自然素材を取り入れたいものです。^^
特に高気密・高断熱の家に住む場合は、その性能をより生かすためにも、できるだけ自然素材を取り入れたいものです。^^