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マーケティング・設計サポート【和島 友里】注文住宅
2023/01/21
最近の戸建ての主流は、「LDK」を一つの空間としてとらえキッチンを孤立させない、対面キッチンが当たり前になりつつあります。
「カウンターキッチン」とも呼ばれるこの形は、リビングやダイニングにいる家族とコミュニケーションを取りながら料理ができるキッチンです。
そんな「キッチンといえば、対面でしょ」という風潮の中、私の家は「壁付キッチン」を選びました。
その名のとおり、壁側にキッチンがくっついている形のものです。
昔の家とかアパートだと、よくありますよね。
上の画像のような形のものです。
時代の流行に逆らい採用した壁付キッチン。
今回は何カ月か使ってみた感想を書いていきたいと思います。
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結論から言うと、壁付キッチンにして不便だなことはほとんどありません。
まずですね、配膳がすごく楽です。
お皿に盛りつけて、お皿を持って振り返るともうダイニングテーブルがあるのでほとんど移動の必要がありません。
片付けも同じようにお皿を運ぶ距離がとにかく短くてすむので楽です。
アパート時代は、キッチンで作ったものを一部屋こえてもう一部屋先のリビングまで運んでいて、運ぶ間お皿からこぼさないようひやひやしたり、鍋の日なんかは危険と隣り合わせだったことを考えると夢のようです。
逆にダイニングテーブルからもキッチンや冷蔵庫へのアクセスが短くて済むので、スプーンが足りないとか、しょうゆを忘れたみたいな時もサッと取りに行けます。
あとゴミ箱もダイニングテーブルからすぐ手に届くところにありまして、座ったままテーブルを拭いたティッシュなどをポイっとできるのはズボラ族にとって実にありがたいことです。
同じ棚のうえに家電類も置いているので、電子レンジで温めたものを取り出してテーブルに置くのもすぐそこ。
文字だけではわかりにくいと思うので、実際の図面を見てください。
基本、私はキッチン側のベンチチェアに座ります。
すると、このとおり食事の時間に必要そうな場所へはだいたい2、3歩です。
これがすごくいい。一度座ったらあまり動きたくない人にこそおすすめです。
ちなみに、
移動距離が少ないから狭いのか、というとそんなことは全然なくて、キッチンとテーブルの間は、大人二人がすれ違えるぐらいの広さはあります。
もちろん二人でキッチンに並ぶことも可能ですし、ダイニングテーブルの幅を小さくすれば、通路部分はさらに広く取ることができます。
生活のスタイルにレイアウトを合わせて変えていけるのも、いいところだと思っています。
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さて。
壁付キッチンの“デメリット”と言われるものはいくつかあります。
一つは、壁を向いて料理をするので孤独感がある、ということ。
ですが、実際の使ってみるとLDKという空間自体がオープンなので、ほとんどそれは感じません。
リビングの子どもの様子は少し振り返れば見えますし(ダイニングの向こう側がリビングです)、
ダイニングテーブルで子どもが過ごすことも多いし、一緒の空間にいる気配をいつも感じることができています。
昔の家のような壁で隔離された部屋としてのキッチンならともかく、LDKとしての空間ならあまり気にする必要はないのかな、というのが私の感想です。
もう一つが、「キッチン丸見え問題」というものです。
対面キッチンは、リビング側に「腰壁」をつくることでキッチンの中を見えなくすることができますが、
壁付のオープンキッチンはキッチン自体を遮るものがなにもないため、まさしく「オープンなキッチン」なわけです。
こんな感じ。
これはですね。確かにその通りなんです。
毎日忙しかったり、片付けが苦手だったりすると「散らかってる状態が見える」のは躊躇してしまいますよね。
私もズボラ族としては、その気持ちはよくわかります。
ですがまずひとつ。大事なことは「散らかった状態にしておかないぞ」という強い意志を持つ。これです。
また私のアパート時代の話になってしまうのですが、
「散らかっていても仕方がない」
「これじゃ片付きようがない」
といつも考えていました。
すると自然と不要な物はたまるし、片付ける場所が決まったものですらしまうのがおっくうになる。
結果ますます散らかって、収拾がつかなくなってどんどん嫌になる。
引っ越しで思い切っていろいろと断捨離をした時に、そんな負のループみたいなものに陥っていた自分に気がつきました。
だから、今度はせっかく新しいキッチンになるのだから、まずは「キレイをキープするぞ」とズボラ族なりに心に決めました。
気の持ちようかよと笑われてしまうかもしれませんが、これが意外と大事です。
あとはですね。
やはりキレイをキープするにはしっかりと収納場所を決めてしまうこと。
今のシステムキッチンはとても収納場所が充実していて、お鍋やキッチンツール、お皿やカトラリーなどある程度なら、システムキッチンの収納に収まるのではないかと思います。
うちの場合は、ほかに、キッチン左手の方に吊戸棚を付けました。
こちらを普段は食器棚としても利用しています。
対面キッチンだとカップボードに置くことの多い家電類は、ダイニング隣に家電置き場をつくりました。
結構年季の入った電子レンジを愛用しているので、丸見えじゃなくて助かっております。
さて、そんなふうに心構えをして、収納場所が足りていたとしても、片付かない日はあります。
散らかっているのがわかってるのに、どうにもめんどくさい、だるいという日はある。
そんなときのために少しの工夫があります。
左側に少し壁があって、その幅に合わせてカウンターを作ってあります。
置き場に困ったものはとりあえずそこにポイっと置いておくと、とりあえず「丸見え」にはなりません。
そういう、少しの「避難場所」みたいなのを設けておくと、気が楽になるかと思います。
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また雑然とした内容になってきてしまっているのですが、
実際に使ってみると、世間一般でよく言われる「壁付キッチンのデメリット」はあまり感じないな、ということをお伝えしたかったのと、
逆にメリットである「料理に集中できる」もあまり感じないな…というのも正直なところなのです。
壁に向かって料理をしていても子どもは話しかけてきてくれますし、ちょいちょい様子は見ないと心配だし、
先程も言ったようにLDKがオープン空間であればテレビの音なども耳に入ってきますし、
この2点はよくメリットデメリットとして挙げられるけれど、実際はそうでもない気がするんだよね、というのが実際暮らしている感想なのです。
一番のメリットはやはり間取りのうえでキッチンに割く面積が小さくて済むことだと思います。
壁付キッチンにしたので、我が家は憧れていた大きめのダイニングテーブルを置くことができました。
このあたりのお話は長くなるので、また次の機会にしたいと思います。
今回も長い投稿をここまで読んでいただき、ありがとうございます。
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